2017年11月26日日曜日

第9回講座の実施

11月24日(金)に第9回講座を実施しました。概要は以下の通りです。

中央卸売市場北部市場 見学
概要
・宮前区にある川崎市の中央卸売市場
・生鮮食料品を安心、安全、適正な価格で提供
・消費者地に立地し、高速道路のインターチェンジに近いというメリットを生かし
 川崎北部の食を支えている。
・広さは168,587㎡で東京ドーム3.5個分
・施設:3つの冷蔵庫棟(マイナス50℃)、青果棟卸売場・仲卸売場、
 花き棟卸売場・仲卸売場、水産棟卸売場・仲卸売場、製氷棟、ガラス温室、
 配送棟、生ゴミ処理施設、発泡スチロール処理施設、関連商品売場棟
・取扱品目:青果、水産物、花き、加工食

長沢浄水場 見学
概要
・標高:着水井 83.5m、用地面積 197,591.60㎡
・水源:相模川水系 ・相模湖(表流水)、・津久井湖(表流水)
・水源である相模湖、津久井湖から導水、浄水場で処理した水道水の配水の
 大部分を地形の高低差を利用した自然流下による
・施設能力:上水道 280,000㎥ /日、工業用水道 250,000㎥ /日
・水道施設 浄水処理工程
 着水井⇒活性炭接触池⇒沈でん池⇒急速ろ過池⇒配水池
・工業用水道施設 浄水処理工程
 第1沈でん池⇒第2沈でん池⇒調整池
・環境への対応
 ・太陽光発電の導入、・ろ過池の自己水逆洗方式の採用、・雨水調整池の整備
 ・浄水発生土の利用
・災害への対応
 ・施設の耐震化、・配水池の送水ルートの二重化
・安全でおいしい水の供給
 ・活性炭接触池の整備・ろ過池覆蓋の設置

2017年11月11日土曜日

第8回講座の実施

11月10日(金)に第8回講座を実施しました。概要は以下の通りです。

JFE環境、JFEプラリソース、JFEアーバンリサイクル 見学
概要
JFE環境(株)
 ・ペットボトルのリサイクル
 ・使用済ペットボトルを科学的に分解し元の原料と同品質のペット油脂を製造
 ・再生品:繊維製品(衣類、トートバッグ)、シート製品(卵パック、
   果実トレー)、つめかえボトル、成型品(ごみ箱、ハンガー、ボールペン)
 ・ラベルは分解して製鉄原料化
 ・徹底した異物除去対策の実施
JFEプラリソース(株)
 ・プラスチック製容器包装の再商品化
 ・コンクリート打設用型枠のボードの製造
 ・再生プラ造粒品からNFボードを製造し販売
 ・NFボード:使用済プラスチックを原料とした再生プラスチックボード
 ・加工性、耐久性、耐水性、耐菌繁殖性、可視光線反射率、耐衝撃性で優位
 ・用途:畜舎、食肉加工工場内装材、地下鉄防水保護材、道路標識基礎型枠
JFEアーバンリサイクル(株) 
 ・家電(テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機等)のリサイクル
 ・再資源化率 99% 以上
 ・処理フロー:手解体工程(人でによる正確できめ細かい解体作業)⇒
   ブラウン管ガラス処理工程(⇒パネルカレット、ファンネルカレット、他)
   破砕・選別工程(⇒ウレタン、断熱材フロン、鉄、銅・アルミニウム、他)
   プラスチック破砕工程(⇒プラスチック原料)

コアレックス三栄(株)東京工場 見学
・概要
 ・世界初のゼロ・エミション製紙工場
 ・古紙からトイレットペーパーを製造
 ・家庭用再生紙の分野で4割以上の全国シェア
 ・原料は家庭からの紙ごみ、企業・官公庁からの機密文書、牛乳パック等
 ・機密文書箱は内容を確認せずにそのまま水で溶かす。
 ・牛乳パックは上質の繊維でできているので、5コでトイレットペーパー1コ
 ・プラスチック、金属等が混在する原料を再資源化する異物除去システム
 ・循環型製紙ライン
 ・きれいな水に戻す浄化システム
 ・放流時における水力発電