2024年9月21日土曜日

2024年第5回講座川崎競輪場(2024/9/20)

 9月20日(金)に第5回講座を実施しました。

事業紹介

 ・昭和24年3月に開設
 ・敷地面積:38,786㎡
 ・収容人員:20,000人
 ・競争路:1周400m(オリンピックは1周250m)
 ・年間車券売上(令和5年度)約268.6億円

 ・災害時における役割
  ・地域防災計画において「広域避難場所」に指定
   ・耐震強度の確保:選手管理塔は 通常建築物の1.5倍の強度   
   ・想定収容人数:選手管理棟2階の選手控え室等に150人程度収容可能 
   ・飲料水の確保:18トンの受水槽を設置(150人の2-3日分の飲料水)       
   ・電気の確保:非常用発電機(48時間分)のオイルタンクを設置

・ビッグレース

 ・桜花賞、日本選手権、オールスター競輪、サマーナイトフェスティバル

・川崎競輪のスーパーヒーロー

 ・高原永伍:川崎区出身、生涯先行一本 高原オッズ:1960年代当時あまりの強さにオッズが集中、他の車券が全て万車券になった。

 ・郡司浩平:「競輪祭」を制した競輪王施設見学

・感想

 ・プロの選手から競輪競技・自転車等の話を聞きました。
 ・競争路で36度のバンクを体験しましたが、立っている事が不可能でした。







2024年9月7日土曜日

2024年第4回講座JERA川崎火力発電所(2024/9/6)

 9月6日(金)に第4回講座JERA川崎火力発電所を実施しました。

概要

JERAの設立

・2015年4月 東京電力フュエル&パワーと中部電力が統合 JERA:J(JAPAN)              E(ENERGY) RA(ERA) 

事業規模

・JERAのバリューチェーン LNG調達国:15カ国、上流投資案件数:6件、LNG輸送船団:18隻、LNGタンク容量(国内):665万kl、国内のLNGタンク、発電容量:約6,100万kw(国内最大)、発電電力量:2,350億kwh(国内発電量の約3割)

・JERAの事業規模 ・日本の発電設備容量の  1/4  を保有(火力:1/2)、      ・日本で使われる電気の1/3を創出、・日本で使用されるLNGの40%を調達

・発電の仕組み
   汽力発電 + ガスタービン発電 ⇒ コンバインドサイクル発電方式

・コンバインドサイクル発電方式:汽力発電とガスタービン発電を組合せ、
    ガスタービンを回した後の排ガスの熱で蒸気を作り、蒸気タービンを回転し発電
   ・最大出力342万KW

・MACC :   燃焼ガス温度1500°C、熱効率 約59%
    燃料使用量・二酸化炭素排出量共に約25%削減

・MACCⅡ:燃焼ガス温度1600°C、熱効率 約61%
  燃料使用量・二酸化炭素排出量共に約30%削減
  世界最高水準の熱効率を持つ発電設備

・蒸気タービンで作られた蒸気を千鳥・夜光コンビナート地区の工場9社に供給
  2万kl(原油換算)の燃料と約4.6万トンのCO2排出量削減を達成

・エントツは羽田空港の旅客機の飛行を考慮して高さ85m

・環境への配慮
 ・空を汚さないために:LNGを燃料に使う事で、煤塵や酸性雨のもととなる
   硫黄酸化物を排出しない。窒素酸化物は5ppm以下に低減
 ・海を汚さないために:発電所から出る機器洗浄水や生活排水は十分浄化し
   水質を確認したうえで排水
 ・資源を守るために:世界最高水準の熱効率で二酸化炭素の排出量を抑制

・見学
 ・巨大なMACC・MACCⅡが爆音をたてて稼働している様子を見学しました。

 ・職員の方々の分りやすい説明・案内、及び質問に対する丁寧な回答を受けました。