2025年10月4日土曜日

2025年度第6回講座 日本銀行

 10月3日に日本銀行を見学しました。

設立
 ・1882年
 ・松方正義大蔵郷「中央銀行を設立する理由は金融の流れを
          円滑にすることである」
役割
 ・銀行の銀行ー決済手段の提供ー
   ・中央銀行として紙幣(日本銀行券)の発行
   ・資金決済の円滑化
 ・金融システムの安定ー「最後の貸し手」ー
   ・緊急時に必要に応じて他の銀行への貸し出しを行う
 ・物価の安定ー金融政策ー
   ・紙幣の発行を一元的に行い、お金の価値を安定させる
 ・政府の銀行ー国の事務の取扱ー
   ・政府のお金(国庫金)の出し入れや国債の発行
日銀総裁
 ・総裁の油絵の肖像画が飾られている。ただし、最近の総裁は写真
   ・吉原重俊⇒⇒岩崎彌之助⇒⇒高橋是清⇒⇒井上準之助⇒⇒
    一萬田尚登⇒⇒白川方明⇒⇒黒田東彦⇒⇒植田和男
日銀本店本館
 ・辰野金吾が設計し、1896年に完成
 ・江戸時代「金座」があり、小判等の金貨が造られていた場所
 ・地下1階、地上3階の石積・煉瓦造、1階部分の外壁は花崗岩、2-3階部分は安山岩
 ・関東大震災でも倒壊せず一営業日も休まずに営業を続けた
 ・国の重要文化財
 ・東日本大震災を契機に免震化工事
金庫
 ・面積:1,426㎡(野球場のダイアモンドの約2倍)
 ・アメリカ製の扉:厚さ90cm、重さ:25トン、イギリス製扉、日本製扉
損傷した紙幣の引き換え(表・裏両面ある条件で)
 ・残っている面積が3分の2以上:全額として引き換え
 ・残っている面積が5分の2以上、3分の2未満:半額として引き換え
 ・残っている面積が5分の2未満:引き換え不可
感想
 ・係りの方の丁寧な説明で日銀の重要性が、良く理解できました。




2025年9月27日土曜日

2025年度第5回講座 川崎競馬場

 9月26日に川崎競馬場 見学を実施しました。(以下、ガイドブックから)

概要
 ・昭和25年に開設
 ・読売ランドの所有地
 ・地方競馬事業の目的
   ・地方公共団体の財政への寄与
   ・畜産事業の振興
   ・県民への健全なレジャーの提供
 ・売上げが 1990年をピークに下降線をたどったが、インターネットによる
    購入により売上げが上昇
施設
 ・コース:左回り、1周 1200m
 ・砂コース(深さ:20-30cm)
 ・川崎ドリームビジョン(幅:72m、高さ:16m)世界最大級・大迫力の
   超巨大ビジョン
 ・ウチババーン
   ・大型キッズルーム、・子供の遊び場
 ・芝生広場
   ・ファミリー、カップルでの競馬観戦
 ・かわさきホースライダー
   ・走るサラブレッドをイメージした、川崎競馬オリジナル遊具
 ・エキサイティングゾーン
   ・レースを大迫力で観戦することができるゴール前観戦スペース
 ・バドック
   ・レース前に競走馬をチェックできる下見所
 ・観覧席
   ・特別観覧席、・ボックス席、・貴賓室、スカイボックス席、リザーブシート
   ・ケンタッキーラウンジ
佐々木竹見像:川崎競馬に所属し日本騎手として最多勝(7153勝)を達成した
   偉業を称える
レースの流れ:本馬場入場⇒返し馬⇒ゲートイン⇒スタート⇒レース⇒ゴール
主なレース:・川崎記念、・関東オークス、・エンプレス杯、
    ・スパーキングレディーカップ、・全日本2歳優駿
小向厩舎:川崎競馬場の設備が狭いため幸区小向仲野町に厩舎を用意
    多摩川河川敷に1周 1200mの調教用ダートコース
感想
 ・係りの方の詳しい説明で参加者一同、大変有意義な見学でした。
  



2025年9月20日土曜日

2025年度第4回講座 クレハ環境ウエステックかながわ

 9月19日第4回講座 クレハ環境ウエステックかながわ見学を実施しました。

概要(HPを参考)を下記します。

施設の概要
 ・1971年 呉羽梱包(株)として設立
 ・2006年 (株)クレハ環境に改称
 ・産業廃棄物の適正処理(焼却処理、リサイクルを行う施設で前処理、
  焼却・発電施設から構成)に貢献
 ・95%をクレハ以外から受注
 ・敷地面積:約24,500㎡、津波発生時の避難場所に提供
 ・処理能力:焼却:70t/日x3基 破砕:136t/日(混合破砕)
 ・発電能力:4,800KW
施設の特徴
 ・幅広い廃棄物に対応
 ・金属リサイクル
 ・サーマルリカバリー発電
 ・化石燃料由来の電力使用ゼロ
処理能力(ウェステックかながわ)
 ・1号焼却炉(ロータリーキルンストーカ式)
 ・2号焼却炉(ロータリーキルンストーカ式)
 ・3号焼却炉(流動床式)
破砕機
処理の流れ
 ・貯留ビット ⇒ 供給クレーン ⇒ 自動投入装置 ⇒ キルン・ストーカ炉
  ⇒ ボイラー ⇒ 蒸気タービン ⇒ 発電機 ⇒ 焼却灰保管場

感想
 ・丁寧な説明で企業の概要及び処理の流れを理解できました。
 ・訪日外国人が驚く、綺麗で清潔な日本社会を支えている企業だと感じました。
 ・循環型社会の形成に大きく貢献している企業だと感心しました。


2025年8月3日日曜日

2025年度第3回講座 明治大学博物館

 8月1日第3回講座 明治大学博物館見学を実施しました。

1.明治大学博物館
 ・大学会館内にあった・刑事博物館(1929年開設)、商品陳列館(1951年開設)
  考古学陳列館(1952年開設)を統合して2004年に開設
 ・大学博物館の先進的モデルケースとして評価される
 ・官公庁、自治体、国内外の大学・研究機関、各種教育団体による視察が多い
 ・年間の訪問者は約8万人
2.刑事部門
 ・現在の法と刑罰を考え、過去の法と刑罰を理解する事を目的に
  各時代の法令や刑罰関連の道具を展示
 ・特に江戸時代の裁判と刑罰を展示
 ・「日本の罪と罰」に関する文書や絵画などの史料を収集
 ・日本史上著名な法令文書、高札、江戸時代の捕者具や拷問・刑罰具、捕者道具の
  名和弓雄コレクション、日向国延岡藩内藤家文書、高札コレクションを展示
 ・ギロチン、ニュンベルクの鉄の処女(日本で唯一の展示史料)を展示
3.商品部門
 ・伝統的工芸品の戦後から現代に至る各々の時代相に裏付けられた商品の
  あり方の検証
 ・竹木工品(箱根寄木細工)、金工品、和紙と筆の展示
4.考古部門
 ・石器時代から古墳時代までの各時代の遺跡から出土された発掘品を展示
  ・旧石器時代
   ・群馬県の岩宿遺跡:日本で最初に発見された旧石器時代の遺跡
   ・埼玉県の砂川遺跡:人々の移動様子が確認
  ・縄文時代
   ・神奈川県の夏島貝塚:数少ない早期貝塚の一つ
  ・弥生時代
   ・栃木県の出流原遺跡:再葬墓の発見
  ・古墳時代
   ・茨城兼の三味塚古墳:前方後円墳
5.感想
 ・説明者の幅広くしかも深い知識に驚かされました。
 ・殆どが、今まで知らなかった事ばかりで大変勉強になりました。
 ・時間を超過するほどの熱心な説明に感謝します。
 ・博物館内で、たまたまお会いした学生さんの礼儀正しさに
  日本の将来に希望をもてました。


2025年7月20日日曜日

2025年第2回講座 橘処理センター

 7月18日(金)に第2回講座を開講しました。概要は以下の通りです。

概要
1.川崎未来エナジー(株)の事業説明(HPを参考)
 ・電力・エネルギーの観点から地域課題にチャレンジしていく
  「未来型のエネルギー会社」
 ・再エネ普及拡大や再エネ電力の地産地消を通じた
  これまでにない再エネの社会実装モデル=川崎モデルで
  脱炭素社会を実現
 ・再エネ電源⇒小売電気事業者(川崎未来エナジー)⇒需要家
 ・主な電源調達先
  ・浮島処理センター、・王禅寺処理センター、・橘処理センター
 ・主な電力供給先
  ・公共施設(・市立学校等の教育関連施設、・区役所、出張所等)

2.橘処理センター(HPを参考)
 ・1974年から普通ごみ焼却処理施設として稼働
 ・老朽化に伴い2017年12月から建て替え工事を実施
 ・2024年4月1日から「ごみ焼却処理施設(普通ごみ)」と
  「ミックスペーパー資源化処理施設」として稼働を開始
 ・普通ごみの処理の流れ
  ・収集車がプラットフォームで、ごみピットへごみを投入
  ・ごみピットに留まったごみをクレーンで拾い上げごみホッパへ投入
  ・焼却炉でごみを燃やして灰にし、灰を車輌に載せて搬出
   排ガスは、焼却炉から「ボイラ」へ送られ、「減温塔」⇒
   「ろ過式集じん器」⇒「触媒脱硝設備」等を通って無害化され煙突へ
   処理中で沸騰した蒸気が「蒸気タービン発電機」へ送られ発電する
 ・ミックスペーパーの処理の流れ
  ・「資源化処理施設」で処理され最終的にリサイクル工場へ運ばれ
   トイレットペーパーに生まれ変わる
  
3.感想
 ・川崎市は年々ごみの排出量が減少、政令指定都市で3年連続1位で
  以前言われていた公害都市ではないと確信しました。
 ・丁寧で分りやすい説明を有り難うございました。
  



2025年7月9日水曜日

2025年第1回講座

7月4日(金)に第1回講座を開講しました。概要は以下の通りです。

開講に当たってのご挨拶
 NPO法人 高津区文化協会  田村事務局長

講演
「くらしにつながる気候変動対策を」 
 川崎市地球温暖化防止活動推進センター 庄司センター長
概要
1.環境はすべての土台
  わたしの足元から地球が始まる
  パートナーシップ
2.川崎市地球温暖化防止活動推進センター活動紹介
  川崎市地球温暖化防止活動推進センターの主な活動
  情報発信連携
  環境出前講座
  地域での温暖化防止活動をすすめる地球温暖化防止活動推進員
  シェアリング・エコノミーフードドライブ・おさがりボックス等
  1人あたり(年間平均)の衣服消費・利用状況
  世界にひろがるプラスチック汚染
  エコぷらっとかわさきC3
  脱炭素に向けた中小企業支援”脱炭素経営 炭素の見える化”事業
  川崎臨海部の脱炭素化をテーマにシンポジューム
3.温暖化対策とその変遷
  京都議定書からパリ協定へ
  川崎市の温暖化対策の歴史
  IPCC報告
  世界の主な異常気象・気象災害 2024年度
  地球の気温はこれからどうなるの?
  IPCC報告書
  温暖化の影響
  2019年川崎市の水害の様子
4.川崎の取組み
  脱炭素の時代へ
  かわさきカーボンゼロチャレンジ2050
  脱炭素アクションみぞのくち
  かわさきSDGsパートナー制度
  2025年 第18回川崎国際環境技術展
  ごぞんじですか?
  デコ活
  ロードマップのスコープ(暮らし全領域を大きく7分野に)

講座の推進
 ・2025年度 年間スケジュール及びスタッフ紹介  
 ・企画委員からのお願い事項の説明
 ・班分けとサポーターにつぃて
  ・スタッフとメンバーの自己紹介
  ・サポーターの輪番決め
  ・班毎の集合写真撮影

 ・次回講座(7月18日)の案内  

2024年12月7日土曜日

2024年第10回室内講座(2024.12.6)

講演 2024年の講座を振り返って
  元川崎市経済労働局長 伊藤和良氏
概要(伊藤氏のプレゼン資料から)
1、第1回 室内講座
  「川崎を知り、ぜひ、好きになってください」とのメッセージ
2、第2回 国会議事堂
  ・3体の銅像 板垣退助、大隈重信、伊藤博文
  ・銅像の無い台座に込められた思いとは?:「政治には完成はない」
3、第3回 キングスカイフロント
  ・羽田空港周辺と連携した一体的な成長戦略拠点の形成
4、第4回 株式会社JERA川崎火力発電所
  ・何度も調整し、タービン・精密機器を設置。ひたむきな技術者集団
5、第5回 川崎競輪
  ・公園との一体化を感じられる空間づくり
   緑化フェアで、大きくかわった富士見台公園
6、 第6回 恩廻公園
  ・鶴見川を時間60mmの大雨から守る。公園の地下約50mに築造されたトンネル7、 第7回 日本民家園
  ・東日本の代表的な古民家など25件を移築して復原保存
8、第8回 巡視船
  ・日本経済をけん引する、京浜工業地帯
  ・空爆による廃墟、公害など、幾多の課題を乗り越えて
9、第9回 民音博物館
  ・古典ピアノの演奏、自動演奏楽器の演奏
感想
・いつも情熱溢れる講演に圧倒されています。
・「ちょっと一息」が、わかりやすいまとめで理解の助けになりました。 

グループ発表
(1)講座全体を振り返ってのまとめ、班ごとに討論し模造紙にまとめ 
  ①各講座の満足度、②良かったこと、
  ③この講座で学んだこと、知ったこと、④意見・感想
  ⑤今後見学したい場所
(2)班ごとの発表
(3)講評 NPO法人高津区文化協会 事務局長 田村富彦氏
感想
 ・全講座を通じて出席率が高く 、グループ議論
  にも積極的に参加してくれました。

懇親会
 ・参加者35名、楽しい懇親会でした。