2017年7月31日月曜日

第2回講座の実施

7月28日(金)に第2回講座を実施しました。概要は以下の通りです。

横浜市北部汚泥資源化センター 見学
概要
 横浜市内の5水再生センター(都筑、港北、北部第一、北部第二、神奈川)から
 発生する下水の汚泥を集約し、濃縮、消化、脱水、焼却の各処理を行う。
汚泥処理のフロー(内発協ニュースより抜粋)
 各水再生センターから受け入れた汚泥は水分99%を含んでいるが、これを
 「受泥設備」で受け入れスクリーンかすを分離し、汚泥のみが「濃縮設備」へ
 送られる。
 ・濃縮設備:機械的に高濃度に濃縮する。
 ・消化タンク設備:卵型したタンク内で36℃に保ち攪拌しながら1か月間
  保存する。
  微生物の動きを促進させることで有機物が分解され、1日あたり47,000N㎥の
  主成分がメタンガスの消化ガスを発生させる。これは、所内のガスコージェネ
  システム用、及び焼却炉用の燃料として有効利用される。
 ・脱水設備:残った汚泥を遠心分離機で80%まで水分を減らす。
 ・焼却設備:850℃で焼却される。最後に残った焼却灰は7割を改良土センターに
  供給し、残りをセメント原料として業者に引き取ってもらう。
感想
 顕微鏡で微生物が有機物を分解する不思議世界を見る事ができました。

キリンビール横浜工場 見学
概要
 1870年(明治3年)にノルウェー系アメリカ人ウィリアム・コープランドが、
 日本で初めて大衆向けにビールを醸造・販売した企業「スプリング・バレー・
 ブルワリー(コープランドビール)」を起源とする、日本のビール事業の
 草分け的企業で全国に9工場を持つ。
 ブランド名・ラベルデザインの「麒麟」は、空想の古代中国の聖獣(霊獣)。
 国内のビール工場で製麦の技術を持つビールメーカーはキリンだけ。
製造工程の見学
 ・素材⇒糖化⇒麦汁ろ過⇒煮沸⇒発酵⇒貯蔵・ろ過⇒パッケージング
体験
 ・麦芽の試食
 ・一番搾りと二番絞りの飲み比べ
 ・最後に、一番搾り、プレミアム、東京物語を飲み比べ
感想
 一番搾りのおいしさの秘密を体験する事ができました。

2017年7月17日月曜日

第1回講座の実施

7月14日(金)に第1回講座を開講しました。概要は以下の通りです。

開講に当たってのご挨拶
 NPO法人 高津区文化協会  田村事務局長
 川崎の歴史と文化を識る会 阿部会長

講演
「工都川崎の過去・現在・未来」その①「工都かわさきの誕生」 
 NPO法人 産業・環境創造リエゾンセンター 瀧田顧問
概要
1.図で見る100年前の川崎町周辺
 (1)川崎町周辺の人口と工場の発展
   -明治29 (1906)年~大正9 (1920)年
 (2)川崎市鳥瞰図
2.工場立地の進出
 (1)内陸部から始まった近代工場の進出
 (2)当時の受入側の対応
  ①川崎町長 石井泰助氏の談
  ②橘樹郡長 羽田格三郎氏の談
3.インフラの整備
 (1)京浜臨海部の埋立て
 (2)鉄道網の整備
 (3)京浜地域における電気供給事業
4.京浜臨海部の形成の立役者
 (1)浅野総一郎
 (2)日本鋼管(現 JFEスチール(株))

講演
「工都川崎の過去・現在・未来」その②「イノベーション都市かわさきの挑戦」
 川崎市 経済労働局産業政策部 高橋部長 
概要
1.川崎臨海部開発の歴史
2.公害問題・地球温暖化対策の取組み
3.川崎国際環境技術展2018の紹介
4.殿町国際戦略拠点 KING SKYFRONT の紹介
 ・ナノ医療イノベーションセンター
 ・ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
 ・CYBERDYNE株式会社
 ・実中研 再生医療・新薬開発センター
 ・川崎生命科学・環境研究センター
 ・国立医療薬品食品衛生研究所
 ・ペプチドリーム株式会社
5.川崎市 知的財産交流事業の紹介
6.川崎モデルを巡る近年の動き

会の推進
 ・企画委員からのお願い事項の説明
 ・スタッフとメンバーの自己紹介
 ・サポーターの輪番決め
 ・次回講座(7月28日)の案内