10月26日(金)に第7回講座を実施しました。概要は以下の通りです。
巡視船 見学
概要
・川崎湾には16の運河
・京浜運河でのノルウェー船のタンカー事故の後、船舶監視信号を設置
・東扇島防波堤(全長:3340m、岸からの距離:600m)と岸との間を航行
・沖にJXTG扇島東シーバース(水深 26m、32万トンを係留)
ペルシャ湾からの原油を受け入れ
・水江町と東扇島の間に新たな橋の建設を予定
ルート
船客待合所⇒千鳥運河⇒塩浜運河⇒京浜運河⇒横浜との境界地点でUターン⇒
70メートル水路⇒東扇島防波堤内の川崎港⇒羽田空港滑走路付近でUターン⇒
京浜運河⇒塩浜運河⇒千鳥運河⇒船客待合所
主な見学地点
東亜石油京浜製油所、川崎臨港倉庫、川崎ゼロ・エミッション工業団地
川崎バイオマス発電所、川崎天然ガス発電所、東日本旅客鉄道発電所、日清製粉
昭和シェル石油、扇島太陽光発電所、扇島風力発電所、JFEスチール東日本製鉄所
川崎港コンテナターミナル、川崎マリエン、羽田空港第四滑走路
最後の埋立地(浮島町)、東扇島東公園
感想
残念ながら曇り空でしたが、波が無い静かな海上から川崎の工場群、羽田の
第四滑走路を楽しむことができました。
又、船客待合所付近からは、評判の工場夜景の工場を明るい時間に
見る事が出来ました。
(株)クレハ環境 見学
概要
・1971年 呉羽梱包(株)として設立
・2006年 (株)クレハ環境に改称
・産業廃棄物の適正処理(焼却処理、リサイクルを行う施設で前処理、
焼却・発電施設から構成)に貢献
・95%をクレハ以外から受注
・敷地面積:約24,500㎡、津波発生時の避難場所に提供
・発電量:3炉運用時:4,000KW(東電へ売電)、2炉運用時:2,500KW
(東電へ売電)、1炉運用時:500KW(東電から買電)
・保守:2-3ヶ月に1度機械を止めて保守、保守費:年間 5-6,000万円
施設の構成
・計量棟:廃棄物のITVによる確認、マニフェスト、購入伝票を渡し、計量票の発行
・前処理棟:回転切断粉砕機と回転破砕機により通常の処理施設で
受入困難な大型廃棄物を処理
・焼却処理棟:キルンストーカ炉及び流動床炉による多様な廃棄物を効果的に処理
飛灰ダイオキシン熱分解装置などを設置し万全な公害対策
・発電機棟:廃熱ボイラで回収した熱を利用し発電を行い、
サーマルサイクルを実施
・管理棟:プラント設備をはじめ、施設全体を管理。
研修室や展示施設等の処理施設設置のための啓発施設を併設
感想
・循環型社会の形成に貢献していると感じました。