2023年10月25日水曜日

2023年 第4回講座(2023 10/20) 登戸研究所

 10月20日(金)に第4回講座「登戸研究所見学」を実施しました。

概要
・旧日本軍の研究施設をそのまま保存・活用している唯一の資料館
・1937年11月に「陸軍科学研究所登戸実験場」として開設
・秘密戦(防諜、諜報、謀略、宣伝)用兵器、資材の研究・開発のために設置
・最初は、電波兵器、無線機器、宣伝機器などを開発
・1937年以降、毒物・生物兵器、スパイ用品の開発、偽札・偽造パスポートの製造を追加
・1942年以降、兵器の量産、風船爆弾の開発を追加、
・現在の明治大学生田キャンパスは、かつての登戸研究所の敷地内に立地
展示室
・第一展示室:登戸研究所の誕生の背景、組織・運営体制等を紹介
・第二展示室:風船爆弾開発の過程を紹介
・第三展示室:生物兵器・毒物・スパイ機材を研究開発した第二科の活動を紹介
・第四展示室:偽札製造を行った第三科の活動を中心に紹介
・第五展示室:日本軍の戦況悪化にともなう本土決戦体制の構築の流れと
       登戸研究所の移転様子を展示
史跡
・動物慰霊碑:実験動物を慰霊
・消火栓:陸軍のマーク
・26号棟跡:偽札を保管する倉庫と推定
・5号棟跡:偽札印刷工場
・資料館:対動植物生物化学兵器を研究開発
・倉庫跡:薬品庫として使用されていたと推定
・弥心神社:研究(知恵)の神をまつっていた。
・旧本館一帯:ヒマラヤ杉並木・車寄せ
感想
・後の世代に残すべき大変貴重な研究所でした。

2023年10月9日月曜日

2023年第3回講座(2023 10/6)川崎消防署

 10月6日(金)に第3回講座「川崎消防署見学」を実施しました。

概要
・市民を火災、災害から生命、身体、財産を守り安全、安心を確保
・装備:指揮車、普通ポンプ車、水槽付きポンプ車、化学車、救助工作車、
            はしご車、高発泡車、高規格救急車
・防護服:防火服、耐熱防護服、放射線防護服、化学防護服
・装備品:各種救助器具、一般救助器具、呼吸用保護具
・出火件数:44件(2023年1月ー8月末)
   ・内訳:放火:6件、たばこ:7件、こんろ:8件、ストーブ:2件、
                    電気関係:11件、その他:10件
・消防指令センター
  365日24時間体制で災害状況を集中監視し指令する。
・屋上ヘリポート
  緊急時にドクターヘリの受け入れ
・地下の免震装置
  地震に耐えうる免震構造
消防署からのお願い:「救えるはずの命」を救うために救急車の適正利用に
  ご協力をお願いします。
感想
・市民のために献身的に働く消防署員の姿に感動しました。






2023年第2回講座(2023 9/22) 鷺沼車両基地

 9月22日(金)に第2回講座「鷺沼車両基地見学」を実施しました。

鷺沼車両基地設置の経過

・半蔵門線は営業開始時点では車両基地が無かった。

・東急所有の車両基地をを譲り受け地下鉄路線から離れた車両基地になった。

・東急は長津田に新たな車両基地を設置した。

事業紹介

・半蔵門線、日比谷線の車両基地

・検車区、工場及び車両事務所から構成

・検車区:半蔵門線車両の収容、月検査、列車検査を実施

・工場:半蔵門線、日比谷線の定期検査(全般検査・重要部検査)を実施

施設見学

・検車区:検査中の車両を見学

・工場:台車検査、重要部検査の検査状況を見学

感想

・40トン近くある車両を数人の社員が押して連結する作業は迫力がありました。