10月20日(金)に第4回講座「登戸研究所見学」を実施しました。
概要・旧日本軍の研究施設をそのまま保存・活用している唯一の資料館
・1937年11月に「陸軍科学研究所登戸実験場」として開設
・秘密戦(防諜、諜報、謀略、宣伝)用兵器、資材の研究・開発のために設置
・最初は、電波兵器、無線機器、宣伝機器などを開発
・1937年以降、毒物・生物兵器、スパイ用品の開発、偽札・偽造パスポートの製造を追加
・1942年以降、兵器の量産、風船爆弾の開発を追加、
・現在の明治大学生田キャンパスは、かつての登戸研究所の敷地内に立地
展示室
・第一展示室:登戸研究所の誕生の背景、組織・運営体制等を紹介
・第二展示室:風船爆弾開発の過程を紹介
・第三展示室:生物兵器・毒物・スパイ機材を研究開発した第二科の活動を紹介
・第四展示室:偽札製造を行った第三科の活動を中心に紹介
・第五展示室:日本軍の戦況悪化にともなう本土決戦体制の構築の流れと
登戸研究所の移転様子を展示
史跡
・動物慰霊碑:実験動物を慰霊
・消火栓:陸軍のマーク
・26号棟跡:偽札を保管する倉庫と推定
・5号棟跡:偽札印刷工場
・資料館:対動植物生物化学兵器を研究開発
・倉庫跡:薬品庫として使用されていたと推定
・弥心神社:研究(知恵)の神をまつっていた。
・旧本館一帯:ヒマラヤ杉並木・車寄せ
感想