2019年12月16日月曜日

第10回講座の実施

12月13日(金)に第10回講座を実施しました。概要は以下の通りです。

講演
中小企業支援は地域の総力戦
「チームとして、仲間として、信頼の絆を強く」
  川崎信用金庫 参与、元川崎市経済労働局長 伊藤和良氏
概要
1、川崎のいま
2、川崎市における成長戦略の拠点
3.工都百年を貫くDNA
  ⇒留まることなき変化への対応
4.私の原点
  ⇒1990年代、産業構造の変化
5、川崎モデル
  ⇒頑張る中小企業を、皆で寄って集って応援
6、川崎モデルの特徴(「御用聞き」
  「おせっかい」)
7.中小企業支援は地域の総力戦
感想
・ いつも情熱溢れる講演に圧倒されています。
  今回も新しい発見がありました。 

グループ発表
 ・グループ毎に以下を議論し発表 
  ①各講座の満足度、②良かったこと、
  ③講座全体の感想
  ④今後聴きたい講座・見学したい所、
  ⑤意見・要望 など
感想
 ・今年は全講座を通じて出席率 90.6% 、グループ議論
  にも積極的に参加してくれました。

懇親会
 ・参加者32名、楽しい懇親会でした。

2019年11月26日火曜日

第9回講座の実施

11月22日(金)に第9回講座を実施しました。概要は以下の通りです。

昭和電工 見学
・昭和電工
 ・日本電気工業と昭和肥料の合併により設立され
  社名は両社の組み合わせ
 ・石油化学、化学品、カーボン、セラミックス、
  アルミニウム各種製品、 ハードディスク
  メディア、エレクトロニクス材料など多様な
  個性派製品を幅広い産業分野に提供する
  化学メーカー
・扇町事務所:平成11年国登録有形文化財に登録
  映画・ドラマで使用
・アンモニア、苛性ソーダ、高純度次亜塩素酸ソーダ等の
  工業製品、窒素、水素及びアルゴン等の産業用ガスを幅広い分野、民生用に提供
・情報電子材料製造工程に使用される高純度ガス及び装置の表面処理を提供
・食品添加物、化粧品原料、医薬・農薬中間体、機能性高分子、高速液体クロマト
  グラフィー用カラムなど、様々な領域で最先端かつユニークな技術・製品を提供
・使用済みプラスチックのケミカルリサイクルを日本最大規模で事業化、推進
・ケミカルリサイクル
 ・破砕成形:使用済プラスチックを破砕機で破砕し異物除去後、減容成型品に加工
 ・ガス化:ケミカルリサイクルプラントでガス化
 ・アンモニア製造:合成ガスから水素を取り出し、アンモニアを合成
 ・安全、安心、安定供給:物流・販売ネットワークを通じアンモニアを供給
・ゼロエミッション型リサイクル
 ・低温ガス炉⇒金属・ガラス:金属リサイクルに
 ・高温ガス炉⇒スラグ:路盤材に
 ・ガス洗浄設備⇒塩:ソーダー原料に
 ・脱硫設備⇒硫黄:硫黄誘導品に
 ・工程中に発生した蒸気・温水⇒工場内で有効利用

ダスキン 見学
・「ダスキン」は英語の「ダスト」と日本語の
 「雑巾」の合成語
・レンタルシステム:1日約95万枚のモップ、
 マットを定期的に届け、回収後、洗浄し届ける。
・ダスキンのモップの秘密:
  ・カビ・ダニ・細菌を包み込む
  ・フサフサのバイルが奥の奥まで届く
  ・抗菌・防カビで衛生的
・汚れたモップがキレイになるまで
 ①入荷・仕分け:使用済みを洗濯しやすいように種類・色
     サイズ別に分類
 ②洗浄:大型洗濯機で洗浄・すすぎ・脱水し吸着剤をつける
      汚れた水⇒・フィルターにかけ大きなゴミを取り除く
           ・薬品を使って汚れと水を分離
           ・ろ過してキレイな水へ
 ③乾燥:洗い終わったモップが洗濯機に運ばれ温風で乾燥
    乾燥機が排出する CO2 ⇒・モップを効率よく乾かす
                ・乾燥機などでCO2排出を削減
 ④仕上げ:
   ・ブラッシングマシン:乾燥したモップの毛を整える
   ・X線検査機:異物が入っていないか確認
   ・金属検出機:小さな金属破片等が入っていないか検査
   ・袋づめ:種類ごとに異なる袋に入れる
    商品として使えなくなったモップ⇒・産業用モップとして生まれ変わる
                ・セメント工場の燃料の一部として有効利用
 ⑤保管・ピッキング・出荷:仕上がったモップは保管され、注文数に応じて出荷
・安全・安心への取組み
 ・環境に優しい洗剤:PRTR対象物質を一切使用していない。
 ・有機溶剤を使用せずマット修理:有機溶剤を使用セせずにマットのゴム部分の
  破損を復元
 ・低公害車で環境に配慮:運送に低公害車を使用
・実験
 ①モップ性能実験、②廃水処理実験
・オーダーメイドマット:ICチップに顧客情報、過去の履歴、工程を記憶

  

2019年11月11日月曜日

第8回講座の実施

11月8日(金)に第8回講座を実施しました。概要は以下の通りです。

巡視船 乗船
概要
 ・川崎湾には7つの島、16の運河がある。
 ・京浜運河でのノルウェー船のタンカー事故
  (1962年)の後、船舶監視信号を設置
  T:鶴見方面、O:出港、I:入港、
  K:川崎港方面、X:全て禁止
 ・東扇島防波堤(全長:3340m、岸からの距離:
  600m)
 ・沖にJXTG扇島東シーバース(水深 26m、31.5万トンを係留)
   ペルシャ湾からの原油を受け入れ、陸地へ海底パイプラインで送流
 ・水江町と東扇島の間に新たな橋の建設を予定
ルート
 船客待合所⇒千鳥運河⇒塩浜運河⇒京浜運河⇒横浜との境界地点でUターン⇒
 70メートル水路⇒東扇島防波堤内の川崎港⇒羽田空港滑走路付近でUターン⇒
 京浜運河⇒塩浜運河⇒千鳥運河⇒船客待合所
主な見学地点
 東亜石油京浜製油所、川崎臨港倉庫、川崎ゼロ・エミッション工業団地
 川崎バイオマス発電所、川崎天然ガス発電所、東日本旅客鉄道発電所、日清製粉
 昭和シェル石油、扇島太陽光発電所、扇島風力発電所、JFEスチール東日本製鉄所
 川崎港コンテナターミナル、川崎マリエン、最後の埋立地、東扇島東公園
 羽田空港第四滑走路:2500m、埋め立て部分+くい打ち桟橋部分
 (多摩川河口部の水流を妨げない)
感想
 週の初めの天気予報では雨でしたが、幸いにも雨は降らず、ぼんやりと富士山を
 見る事ができ、波が無い静かな海上から川崎の工場群、羽田の第四滑走路を
 楽しむことができました。船客待合所付近からは、評判の工場夜景の工場を
 明るい時間に見る事が出来ました。

入江崎水処理センター 見学
概要
 ・臨海部を除く川崎区全域と幸区・中原区の一部の
  区間(約2,009ha)の下水処理施設
 ・東京湾の水環境の改善を目的とした高度処理や、
  省エネルギー対策、再生可能エネルギー及び
  資源の有効利用などの環境技術を取り入れた施設
・高度処理のしくみ
 ・最初沈殿池:小さなごみを沈殿させる。
   沈殿したごみは入江崎総合スラッジセンターへ
   送られる。
 ・反応タンク
  ・嫌気タンク:微生物が下水中の有機物(汚れ)を体内に取り込む。
  ・無酸素タンク:脱窒菌が硝酸性窒素の中の酸素を利用して有機物を分解する。
  ・好気タンク:水中に空気を送り込み微生物を活性にする。
 ・最終沈殿池:きれいになった上澄み水を塩素により消毒し東京湾へ放流する。
・省エネルギー対策
 ・軸浮上式ターボブロワ:発熱量が少なく冷却水を必要としないブロワ
 ・高効率散気装置:微細な気泡で効率よく空気を供給できる散気装置
・再生可能エネルギーの有効利用
 ・小水力発電・太陽光発電:最終沈殿池からの放流水路で落差を利用した
  小水力発電
・資源の有効利用
 ・再生水を場内のトイレ、バス営業所、川崎ゼロ・エミッション工業団地で利用
・水処理センターで活躍する微生物:ボルティセラ、リトノータス、トコフィリア、
  ロタリア、エピスティリス、レパデラ、アスピディスカ、マクロビオツス、
  アルセラ、カエトノツス
感想
 顕微鏡で微生物が有機物を食べている様子を見る事ができました。
 案内の方の丁寧な説明により水処理センターの重要性を理解できました。




2019年10月28日月曜日

第7回講座の実施

10月25日(金)に第7回講座を実施しました。概要は以下の通りです。


鶴見川多目的遊水地 見学
概要
・鶴見川洪水による被害
 ・都市化の進行
   都市化率:1958年:10%⇒1966年:20%⇒
        1975年:60%⇒2003年:85%
 ・都市化の進行により、流域での保水・遊水
   機能が減少、雨が地面に染み込まず、急速に
   河川や低地に集中するため、浸水被害が
   起こりやすくなった。
 ・鶴見川=暴れ川
・雨水調整池:総合治水の流域対策の柱
   鶴見川流域には大小あわせて約4,900カ所が配置されている。
・貯水池の仕様
 ・遊水地面積: 84ha、総貯水容量:390万立方メートル、
  超流堤延長:450メートル、流入方式:自然横越流方式、排水方式:自然排水
・遊水地の構成
 ・越流堤:周囲の堤防より一区間を低い構造とし、洪水を遊水地に流入させる施設
 ・減勢池:越流堤から流入した水の流れを減少させるエリア
 ・排水門:洪水時に遊水地内に貯留した水を鶴見川の水位の低下とともに鶴見川に
   排水させるための排水施設
 ・囲繞堤:遊水地と河川の間に位置する堤防
 ・周囲堤:遊水地と周辺の土地との間に位置する堤防
 ・日産スタジアム:ピロティ方式(高床式)、スタジアムの下に水が貯まる。
・台風19号(2019.10.12)
 ・鶴見川の水位が上昇し約94万立方メートルの洪水を一時的に貯留
 ・日本対スコットランド戦を無事開催することができた。

川崎市平和館 見学
概要
 川崎市は平和都市の創造と恒久平和に寄与するため、「核兵器廃絶平和都市宣言」
 の理念や川崎大空襲など戦争の悲惨な体験、市民の平和に対する願いを踏まえて、
 中原平和公園の一角に「川崎平和館」を設立した。
 ①導入:平和を考える
   平和な状態とはなにかを、分かり易く説明
 ②川崎と戦争
   戦時中の川崎市における市民生活について解説
 ③日本と戦争
   日本と戦争の関わりについて説明
 ④兵器と戦争
   通常兵器や核兵器について解説
 ⑤戦争と人間
  「戦争、そしてもうひとつの戦争」「ひとつの地球・ふたつの世界」を上映
 ⑥国家による弾圧
   弾圧について解説
 ⑦現代の紛争
   紛争の弱者への被害について解説
 ⑧武力紛争とメディア
   マスメディアと武力紛争の関わりを解説
 ⑨さまざまな暴力
   環境破壊、貧困、差別について解説
 ⑩平和への取組み
   様々な平和問題に対する取り組みを紹介
 *拉致被害者家族支援「横田めぐみさん」コーナー
   


2019年10月17日木曜日

第6回講座の実施

10月11日(金)に第6回講座を実施しました。概要は以下の通りです。

洗足学園音楽大学 見学
概要
・敬虔なクリスチャンであった前田若尾氏が1924年
 に創設
・幼稚園、小中学校、高等学校、短大を併設
・ピアノ、オルガン、管楽器、作曲、声楽、
 ジャズ、ミュージカル、バレエなど17のコース
・前田ホール:「シューボックス」型の本格的な
 コンサートホール
 ・ 1,100席、年間200回を超える演奏会、舞台の
  前面にオーケストラピット
 ・巨大なパイプオルガン
・前田ホールの舞台と同じ広さ、同じ形の3室のリハーサル室
・ピアノ400台を3名の調律師が毎日調律
・図書館には音楽関係の書籍が約7万点
・楽器の保有:約4000点でこれを学生に貸し出す。
・卒業生が、演奏家、指導者、ゲーム業界など多彩な分野で活躍
・音響編集:楽器ごとに録音し、後で全体を合体させ曲を作る
・学生が先生を選択するとの事でした。
学内見学
・事務局長以下6名の皆様の案内で、バレーの練習風景、前田ホール、
 ブラックホール、e-キューブ、アンサンブルシティ、エチュードステーション、
 キッズスクウェアなどを見学しました。
 また、ミュージカル、マイフェアレディーのソロを披露していただきました。
・急なケーブルテレビの撮影に快く対応していただきました。

信号器材(株) 見学
概要
・鉄道関連機材製造等の鉄道事業と道路上の表示・
 標識作成等の道路事業から構成され、鉄道と道路の
 交通安全のパイオニアとして社会に貢献
・安全は全てに優先するとの精神
・技術
 ・路面貼付グラフィックサインシート
 ・道路標識用反射シート
 ・標識版&特殊金属:SKカール板&
  ワンプッシュ金具
 ・反射式道路縁石鋲:ボンエクレール
 ・自発光式道路縁石鋲:ボンエクレールEX
 ・リサイクルホタテ貝殻含有路面標示材:ボンラインシェル
 ・排水性舗装対応溶解噴射式路面標示:ミストライン
 ・溶融噴射式路面カラー塗装:ミストグリップ、ブライトグリップ
 ・遮熱塗装(溶融噴射式路面カラー塗装):フレグリップ
 ・排水性舗装対応リブ式高輝度路面標示:ミストリブライン
 ・超高圧水表面処理工法:Jリムーバー
 ・全天候型溶融式路面標示:AW製品
 ・非メルト型路面標示:ボンペイント
 ・自転車速度抑制メルト:溶融型ハンプ
・社内見学
 ・幹部の方による丁寧な展示室、工場の見学により社会の安全を支えている
  業務内容が良く理解できました。
 ・予定していた企業の見学が直前にキャンセルになり、急なお願いにも関わらず
  快く対応していただきました。

2019年10月3日木曜日

第5回講座の実施

9月27日(金)に第5回講座を実施しました。詳細は以下の通りです。

東京競馬場 見学
施設紹介
 ・昭和8年に開設
 ・敷地面積:784,520.94㎡
 ・観覧席数:22,235席
 ・芝コース、ダートコース、障害コースを備えた
  日本最大の競馬場
 ・日本ダービー、秋の天皇賞、ジャパンカップ等の
  大きなレースを開催
 ・世界最大級のマルチ画面ターフビジョン
 ・一大アミューズメントパーク
   ・ローズガーデン
   ・日本庭園
   ・子供向け施設
施設見学
 ・係りの方に装鞍所、パドック、計量室、騎手控室、フジビュースタンド等を
  案内していただきました。
 ・フジビュースタンドからは広大な東京競馬場が一望でき、晴れた日には
  富士山が見えるとの事でした。

サントリービール武蔵野工場 見学
概要
 1899年(明治32年)に、鳥井信治郎が鳥井商店を
 創業、、これを母体に 1921年(大正10年)に
 壽屋を設立。
 1963年(昭和38年)に商品名であったサントリーを
 社名にした。
 全国に4つの工場(東京・武蔵野、京都、
 群馬・利根川、熊本・阿蘇)をもつ。
ザ・プレミアム・モルツ
 副原料を一切加えず厳選された麦芽・ホップ・天然水のみを
 使用して製造
 ・麦芽:粒選り麦芽 100% 使用
 ・ホップ:欧州産アロマホップ 100% 使用
 ・天然水:天然水醸造
つくりのこだわり
 ・素材選び、・仕込、・発酵、・貯酒、・ろ過、・パッケージング
神泡:理想の泡へのこだわり
 ・泡の役割
   ・口当たりの良い味わい
   ・炭酸ガスを逃さない
   ・味・香りを逃さない
   ・酸化を防ぐ
工場見学の後の試飲タイム
 ・3種類のビールを楽しみました。

2019年9月17日火曜日

第4回講座の実施

9月13日(金)に第4回講座を実施しました。概要は以下の通りです。

大森 海苔のふるさと館 見学
海苔のふるさと館
 ・地域の誇りであった海苔づくりの歴史と文化を次世代に伝える事を目的に設立
 ・大森海苔漁業資材保存会の収集品及び区立郷土資料館の収集品の展示
 ・国の重要有形民俗文化財
   ・海苔の歴史を伝える貴重な文化遺産
   ・海苔生産用具:養殖、採取、加工、海苔船
    及び船、海苔ヒビ等制作、漁場慣行、
    仕事着、飲食・灯火
 ・海苔生産技術
   ・海上でのヒビを用いた養殖技術
   ・採取した海苔を陸上で乾海苔にする
    製造加工技術
大森地域での海苔生産
 ・全国に先駆けて海苔を生産、浅草海苔の発祥地
 ・適度の潮の干潮と遠浅で波静かな海面、栄養分を大量に
  含んだ河口に近い海苔養殖の環境に恵まれた地域
 ・江戸中期から昭和中期まで伝統産業として続く
 ・「本場乾海苔」と称賛
 ・大森の海苔問屋:約50軒
 ・季節毎の作業
   ・夏:道具の準備、秋:漁場や養殖の準備、冬:海苔の収穫、
    春:漁場の片づけ
 ・1963年から始まった東京湾埋め立て事業により終焉

ANA機体工場 見学
企業情報
 ・1952年、2機のヘリコプターにより事業を開始
 ・世界トップクラスの航空会社
 ・エアライン・スター・ランキング:
   7年連続5スター(最高評価)認定
 ・国内航空会社マーケットシェア:第1位
 ・ボーイング787型機:世界導入第1号(60機)
 ・運用航空機数:304機
 ・就航都市:94都市
 ・年間輸送旅客数:5,440万人
 ・年間貨物輸送重量:137.6万トン
ANAの安全運航を支える5つの整備部門
 ・ドック整備
   ・出発前整備、・A整備、・C整備、・重整備
   ・流れ:ドックイン⇒作動・機能点検⇒内部点検・修理・改修⇒作動点検
      ⇒ドックアウト⇒スポットイン
 ・ライン整備
   ・出発までに必要な点検・整備
 ・エンジン整備
   ・エンジンを一つひとつの部品に分解して点検・整備
 ・装備品整備
   ・コンピューター、装備品(電気・油圧・空圧系統)の点検・整備
 ・整備サポート
   ・部品、工具、手順書等を管理・提供
 

2019年8月25日日曜日

第3回講座の実施

8月23日(金)に第3回講座を実施しました。詳細は以下の通りです。

講演
「はやぶさ2の成功を支える技術」
(株)サンテック 清水代表取締役
概要
・「はやぶさ2」への貢献
 ・イオンエンジンを搭載する単一の土台
  (IESプレート)の制作
 ・土台は縦横 60cmの板にエンジンをはめ込む
  円筒が4つ
・実績
 ・航空・宇宙・防衛分野で高精度の加工
 ・難削材の加工が強みの金属切削メーカー
・事業方針「TEAM」
 ・TECHNICAL SKILL:高度な熟練技術の熟成
 ・EXPERIENCE:40年を超える経験と実績
 ・ASSISTANCE:充実した支援体制
 ・MACHINERY:5軸加工から複合施削まで
・事業内容
 ・金属製品加工事業
 ・導波管事業
・最新設備
 ・5軸加工機、リニア加工機、ワイヤーカット機、シミュレーター、CNC旋盤
・感想
 ・「儲けではなく世に誇れるものを作る」「極めて厳しい加工への挑戦」との
  清水社長の熱い情熱に圧倒された講演でした。


「エージングシート」食のもう一つの旬を作り出す
 微生物の力
(株)ミートエポック 跡部代表取締役
概要
・明治大学と産学連携事業で熟成製造技術
 「エイジングシート」を展開し
  「エイジングシート」を使用して「魚の熟成化」
   に成功
・講演の流れ
 ・なぜ熟成は美味しいのか
 ・腐敗と発酵
 ・ドライエイジング法で製造される熟成肉
 ・開発の背景
 ・シートを用いた熟成試験
 ・香りの検証
 ・肉が柔らかくなる理由
 ・破断点の検証
 ・エイジングシートの効果
 ・ブランディングについて
 ・エイジングシートの経過
 ・エイジングシート使用方法
 ・エビデンス
 ・熟成魚
 ・商品化と今後エイジングシートの開発
・感想
 ・食に関する跡部社長の幅広い知識、発酵菌と腐敗菌の違い等、新たな発見があり
  充実した講演でした。

     

2019年7月28日日曜日

第2回講座の実施

7月26日(金)に第2回講座を実施しました。概要は以下の通りです。

明治大学農学部 黒川農場 見学

事業紹介
・明治大学の新たなサテライトキャンパス
・施設規模:総面積 約12ヘクタール、露地圃場 約1.4ヘクタール
  里山・雑木林 約6.4ヘクタール、大型温室3棟、中型温室1棟、小型温室3棟
・3つのコンセプトを基本とする農場
 ①未来型エコシステム(環境共生)
  ・自然エネレギーの活用
  ・資源循環型の生産方式
  ・環境と共生する農場
 ②里山共生システム(自然共生)
  ・生物多様性の保持
  ・環境教育の場として活用する農場
 ③地域連携システム(地域共生)
  ・「農業公園づくり事業」の中核的存在
  ・市民や企業・行政と連携する農場
農場見学
・甲斐先生の農場案内時に興味あるお話を聞くことが
    出来ました。以下はその1部です。
 ・生産物を明治4キャンパス、セレサモス、及び
  近くのレストランで販売
 ・牛糞から微生物を活用して約3ヶ月で肥料を作成
 ・ほうれん草の収穫は15回/年(一般の農家では5回/年)
 ・約600人の学生のうち農家の子供は 10%以下
 ・朝の出勤時には、クワガタ、カブトムシ等の子供が喜ぶ昆虫に出会う。
 ・近くの里山は自然豊かでタヌキやハクビシンが生息している。

アジア航測(株) 見学

事業紹介
・空間測量のトップ企業
・航空機と最新鋭のセンサーによる空間情報の収集・解析
・活用方法の提案、実施プラン策定
講演
・松沢CSR推進室長による説明
 ①航空レーザ計測と赤色立体地図
 ②多摩丘陵の地形の凸凹を診る
 ③地形の凸凹とトンボ
  ・地形の凸凹と水辺
  ・トンボを知る
  ・地形の凸凹とトンボ
 ④多摩丘陵の地形から防災を学ぶ
  ・小流域で診る防災の視点 水は高いところから低いところへ流れる
  ・土砂災害の心配は? がけ崩れのはなし
  ・ドラゴンゾーンを知ろう TRネット 岸由二先生
  ・川崎市洪水ハザードマップ
 ⑤まとめ
  ・地図から見る新百合ヶ丘駅周辺の 100年
  ・多摩丘陵は多摩川と相模川の削り忘れ?
  ・地形の凸凹から見えるもの
感想
 ・最新のセンサー技術で見た仁徳天皇御陵の映像からこの企業の技術力の高さを
  知ることができました。
 ・室長が日用品で作った「トンボ」をみてその器用さに舌を巻きました。

2019年7月13日土曜日

第1回講座の実施

7月12日(金)に第1回講座を開講しました。概要は以下の通りです。

開講に当たってのご挨拶
 NPO法人 高津区文化協会  田村事務局長
 川崎の歴史と文化を識る会 吉松会長

講演
「工都川崎の過去・現在・未来」その①「工都川崎の誕生」 
 NPO法人 産業・環境創造リエゾンセンター 瀧田顧問
概要
1.はじめに:図で見る100年前の川崎町周辺
 (1)川崎町周辺の人口と工場の発展
   -明治29 (1906)年~大正9 (1920)年
 (2)川崎市鳥瞰図
2.工場立地の進出
 (1)内陸部から始まった近代工場の進出
 (2)当時の受入側の対応
  ①川崎町長 石井泰助氏の談
  ②橘樹郡長 羽田格三郎氏の談
3.インフラの整備
 (1)京浜臨海部の埋立て
 (2)鉄道網の整備
 (3)京浜地域における電気供給事業
4.京浜臨海部の形成の立役者
 (1)浅野総一郎
 (2)日本鋼管(現 JFEスチール(株))
 (3)JR鶴見駅の駅名に残るゆかり(縁)の人々
おわりに
  川崎市の人口の動向ー少子高齢化の中で際立つ増加

講演
「工都川崎の過去・現在・未来」その②「川崎臨海部からはじまる新たな展開」
 川崎市 臨海部国際戦略本部国際戦略推進部 高橋部長 
概要
1.川崎臨海部とは
  ・川崎市の概要
  ・川崎市の人口
  ・市内に立地するグローバルカンパニー
  ・川崎臨海部
  ・環境技術の集積
  ・多様な発電施設
  ・川崎水素戦略のリーディングプロジェクト
  ・川崎臨海部の税収
2.臨海部ビジョン
  ・世界の現状と課題
  ・日本の現状と課題
  ・川崎臨海部に期待される役割
  ・臨海部ビジョン
  ・リーディングプロジェクトの推進
  ・SDGs(持続可能な開発目標)
3.キングスカイフロントから始まる未来
  ・キングスカイフロント
  ・川崎の南端は、世界の最先端
  ・いすゞ自動車川崎工場
  ・キングスカイフロントの変遷
  ・土地利用状況(開発初期段階・現在)
  ・キングスカイフロント及び周辺状況
  ・キングスカイフロントにおける主な取り組み
  ・研究事例(体内病院)
  ・キングスカイフロントにおける研究
  ・ライフイノベーションが解決する未来
  ・最先端医療機器の普及に向けて
  ・未来の医療
  ・再生細胞医療
  ・新たな拠点形成に向けて
  ・拠点形成状況
  ・環境整備(高機能・高水準な拠点形成)
  ・キングスカイフロント周辺状況
  ・羽田連絡道路
  ・羽田空港跡地(第1・第2ゾーン)
  ・将来的な拠点連携イメージ
  ・グローバルエコシステムの形成に向けて
  ・The future of Costal Area

会の推進
  ・企画委員からのお願い事項の説明
  ・スタッフとメンバーの自己紹介
  ・サポーターの輪番決め
  ・次回講座(7月26日)の案内
  

2019年7月9日火曜日

抽選会の実施

募集人員40名に対して約2倍の応募があり、6月24日に厳正な抽選を実施しました。なお、当選者・補欠者・落選者には結果をハガキで通知しました。

2019年5月1日水曜日

2019年の募集案内

{募集要項}
募集人員40名 川崎市及びその近傍に在住・在勤し、5~6km歩行
 可能な方で、且つ、原則全回出席可能な方 (応募者多数の場合は抽選)

参加費5,800円(全10日分 傷害保険料800円を含む)
<開催日(7月12日)にご持参下さい。>*交通費、昼食等は自己負担

申込方法FAX、またはハガキに氏名、フリガナ、年齢、男女別、電話・FAX番号、住所を明記の上、下記宛てにお送り下さい。
*お申込みに関する個人情報は本講座の目的以外に使用することはありません。

申込先FAX(専用):(050)ー3606ー1452
ハガキ:高津区文化協会 元気な川崎を知ろう!係
     住所 〒213-0001 川崎市高津区溝口1-4-1 高津市民館内

申込み締切6月21日(金)必着(FAX・ハガキ共)

問合せ先:090-8511-7242 (元気な川崎を知ろう!!係)